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青色申告と白色申告のメリット・デメリット

青色申告と白色申告のメリット・デメリット

確定申告をしたことがない人でも、一度は耳にしたことがあると思う青色申告という言葉。

「黒字や赤字はあるけど青字って、どういうことなんだろ?」とチンプンカンプンな答えで、自己納得している人もいるんじゃないですか?

そこで今回は、青色申告と白色申告の違い。そして、実際に使えるどっちがお得か、というところに言及していきたいと思います。

白色申告をした方が良い人とは…

白色申告をした方が良い人とは

まず白色申告について簡単に説明しましょう。

白色申告とは、経理の立場から見た場合、比較的簡単で事務負担が少なくなっている申告。

収入が300万未満なら、帳簿をつける義務もありませんので、下記のような人が向いているのではないでしょうか。

  1. これまで、経理の経験がまったくない人
  2. 通年でまだ事業を始めておらず、300万未満の収入しかない人
  3. 会社員での収入がメインで、副業であるフリーランス自体の収入が少ない人
  4. 経費があまりかからない事業をやっている人

理論上は通帳記入する必要はないのですが、大半の人はレシートの保続くらいはやっている人が多いようです。

また、最近ではネット関連の仕事をしている人が多いため、経費もネット代や電話代だけという人も増えています(ただ副業としてではなく、1日中在宅で仕事をしているというならば、これらの料金もバカになりませんが…)。

白色申告の帳簿は「簡易簿記」といって、仕組みは現金出納帳や家計簿と大差ありませんし、手書き限定といったルールもありませんから、ネットの転がっている無料のフリーソフトを使って、処理している人が多いようです。

まぁ、簡単に言ってしまえば、大した金額を動かしていないので、手早く確定申告をしたい人に白色申告は向いています。

青色申告に向いている人は

青色申告に向いている人は

白色申告が簡単と書いてしまったので、青色申告は難しそうと感じてしまいますが、そう身構える必要もありません。

まずは、こんな人が向いているというのを先に出してしまいましょう。

  1. 白色申告より10万円は節税をしたい人
  2. 不動産収入や、株式などの収入がある人
  3. 経理に専念する時間が取れたり、身内の人を使って経理を任せられる人
  4. フリーランスとしての収入が、年65万円を超えている人

大まかに分けると上記の条件が挙げられます。順番に具体的に説明していきましょう。

まず

  1. 10万円が節税出来るのは大きな魅力だと思います。
    10万円の特別控除の場合、決算書の賃貸対照表と、損益決算表は完成させていなくてもOK。正直、白色申告と手間は変わりませんので、この時点では皆さん青色申告に魅力を感じると思います(笑)。
  2. 不動産の収入がある人は、漏れなく決算書を作る必要が出てきます。
    どのみち、決算書を作るわけですから、この条件の人は青色申告をした方が、断然得だと感じます。
  3. 2からわかるように、ある程度経理としてやる作業は青色申告の場合は増えてしまいます。
    専従者給与については、条件を満たす限り青色の方が、白色と違って制限がないため有利。なので、身内を専従者にすることで、経費にできる専従者給料を増やすことができます。
  4. 青色申告は、最大65万までの特別控除を受けることが可能。
    フリーの収入が65万を超えているなら、青色の方が得な場合が多いです。
    ちなみにこの特別控除のメリットは、
  • 赤字を3年間繰り返していて、今年度の収入から繰り戻しができること。
  • 貸倒引当金を利用できる
  • 原価償却資産を300万円まで一括して処理できる。

などが挙げられます。

また取引額が大きくて、収入が安定しない場合。特例を利用することで、儲けが大きい年の税金を、赤字の繰り入れや、引当金処理で減らすことも出来るのです。

ただ、65万円の控除を受けるためには、正規の複式帳簿で毎日の取引を記帳する必要が生まれ、事務負担10万円の控除と比較して、手間は増えてしまいます。作業としては、難しくなってしまいますので、税理士のチェックが確実に受けるようにしましょう。

会社法の改正で会社を作る人が急増

オフィス

数年前に起きた会社法の改正で、1円で会社が設立できるようになった現在。

人件費を経費に組み込める分、同じ決算書なので、会社にした方が有利だと考えます。

そういった理由から65万円の特別控除にした方が得な人は…

  • 法人設立予定がある人
  • 税務や会計に詳しい人が身近にいる
  • 高額の資産を事業に使っている
  • 人を雇っている

といったところでしょうか。

青色申告から白色申告へ切り替えるには?

上記の理由から、青色から白色に変えようとする人は少ないでしょうが、その逆は多いはず。

しかも、その手段はいたって簡単です。
「管轄する税務署に出向いて『所得税の青色申告承認申請書』を提出する」だけでOKです。

申告書の種類なんて難しいと考えずに、一度税務署を訪れれば、意外にすんなり理解できるかも知れません。取り戻せる税金は、ぜひ取り戻しましょう!

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