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保険料の掛け捨ては損なのか? 「掛け捨て型」と「貯蓄型」を徹底比較

保険料の掛け捨ては損なのか? 「掛け捨て型」と「貯蓄型」を徹底比較

生命保険の保険料には「解約返戻金」というものがあります。

これはつまり、保険の契約を解約した際に戻ってくるお金のことです。

保障をしてくれる上に、解約した場合に払った保険料が返って来るなんて、とってもお得に感じますね。

このタイプの保険を、一般的に「貯蓄型」と呼びます。

一方で払った保険料が、契約を解除しても返って来ないタイプのものを「掛け捨て型」と言います。

この様に聞くと「貯蓄型」は保険料が返ってくる分「掛け捨て型」よりお得で、保険に入るなら貯蓄保険の方が良いように感じます。

しかし、本当に誰にとっても「貯蓄型」はお得なのでしょうか?

「貯蓄型」と「掛け捨て型」を徹底的に比較して行きたいと思います。

■「掛け捨て型」と「貯蓄型」の違いは、定期・終身保険かの違い

違い

「掛け捨て」と「貯蓄型」の保険は、定期保険と終身保険の違いだと思っていただければ良いと思います。

定期・終身の違いを簡単にご説明しますと、

「定期保険(掛け捨て)」
保険料を払っている一時期だけ保障される。保険料は「掛け捨て」その分保険料は安い。

「終身保険(貯蓄型)」
保険料を払い終えれば、一生涯保障してもらえる。保険料は返って来る。その分保険料は高い

この様な違いがあります。

「掛け捨て」である「定期保険」は、保険料が返っては来ませんが、その分保険料がお安くなっていますので、月々の支払いはそれほど家計を圧迫する事はないでしょう。

「貯蓄型」である「終身保険」は、保険料が返ってくるので、将来的には大分お得に感じますが、保険料は「定期保険」より大分割り高となっていますので、月々の支払いも大分お高くなっています。

将来的に考えれば、「貯蓄型」が良いと誰もが思うところだと思いますが、月々の支払いを考えると、掛け捨てでも十分の様に思えてきます。

次に「掛け捨て型」と「貯蓄型」それぞれを詳しく見ていきましょう

●「掛け捨て型」

「掛け捨て型」のメリットは何と言っても、保険料が安いことです。

安いものなら月800円前後のものもありますので、この場合一年間の保険料は9,600円となります。

十年間契約した場合は、合計96,000円の出費となります。

この額で、お子さんが幼い内の一時期に、万が一に備えられるなら十分、と考える方もいらっしゃるのではないかと思います。

それなら契約を更新し続け、「もう十分!」と言う時期まで、安い保険料で安心を得られるなら、そっちがお得と考える方もいるかもしれません。

しかし、そこに掛け捨てである定期保険のデメリットがあります。

というのも、保険料は更新する度に上がっていくのです。

年齢が上がる度、保険にかかるリスクは上がって行きますので、その分保険料は更新の際に高くなっていきます。

20代の頃に保険に加入するのと、40代で加入するのでは、二倍は保険料が違ってくるでしょう。

更新の際にも、その時の年齢によって保険料が変わってきてしまうのです。

それを避けるためには「更新型」を避け、「全期型」で契約するとよいでしょう。

「全期型」タイプの契約は、終身保険と同じで、保険料が最後まで一律です。

その上で、保険料は定期保険と同じく安く済ませることができます。

ですが、当然一度加入すれば保険の見直しがしづらいのも終身型と同じですので、注意が必要です。

  • 「掛け捨て型」のメリット
  • ・保険料が安い
  • ・安い額で安心が得られる
  • デメリット
  • ・保険料が返ってこない
  • ・更新の度保険料が上がっていく
  • ・「全期型」の場合は、終身保険と同じく保険が見直しづらい。

●「貯蓄型」

「貯蓄型」のメリットは、保険料がのちのち返ってくる、という点です。

また多くは「終身保険」の場合が多いので、一生涯の保障も得られるため(終身型以外のプランでも貯蓄できるものもありますが)、保障と貯蓄、将来の備えは十分と言えるプランだと思います。

しかしながらリターンが多い分、リスクも高いのが世の常で、このタイプは保険料がとても高いです。

年間の出費は1,000,000円前後となり、30歳で加入した場合、一生涯の保障額に達するまで三十年と仮定した場合で3,000,000円はかかることでしょう。

また、もし途中解約すれば保険料が返ってくるとは言えど、支払った保険料を大きく下回ってしまうので、トータルで見た場合に損をしてしまう場合もあります。

そのため、一度決めた保険から変更しづらい面が「貯蓄型」にはあります。

一方で保険料は常に一定額なので、生涯設計がしやすいです。

  • 「貯蓄型」のメリット
  • ・一生涯の保障を得られる
  • ・将来的に保険料が返ってくる
  • ・保険料が常に一定
  • デメリット
  • ・保険料が高い
  • ・保険の見直しがしづらい

■「掛け捨て型」と「貯蓄型」の比較

こうしてそれぞれのメリットとデメリットを比較していくと、やはり保険料の支払いがポイントとなってくると思います。

例として、30歳から60歳までの三十年間「定期保険」「終身保険」に入った場合の保険料の違いを見てみましょう。

保険料は、加入した時期や保険会社等でピンキリです。

定期保険はおおよそ月々1,000円前後、終身保険は月々10,000円超くらいですので、簡単な数字でそれぞれを比較します。

終身保険の場合、定期保険と支払う保険料に10倍差があります。

定期保険の場合一年間で120,000円、三十年で360,000円となります。

これは「全期型」で計算した場合ですので、もし十年ごとに更新していく「更新型」タイプですと、保険料は更新する度上がっていくので、更に額がかかる計算です。

終身保険の場合保険料は一律ですので、一年間で120,000円、三十年で3,600,000円となります。

ただ終身の場合はここから解約返戻金があります。

支払いが満了に達する頃には返戻率は100%を超えるので、支払った保険料は丸々戻ってくるどころか、より多く戻ってくることでしょう。

こうして単純に比較すれば、最終的に一生涯保障を受けれる上、解約すれば保険料が返ってくる「貯蓄型」に軍配が上がるでしょう。

ただし繰り返し申し上げているように、途中解約の場合は返戻率は下がります。

おおよそどの保険会社も、一年目の頃は30%前後で、十年位で70%を超えるくらいでしょうか。

もし十年ぐらいの頃、70%の返戻率で解約した場合はどうでしょうか?

120,000×70%=840,000となります。

840,000円は戻ってきますが、十年間で360,000円掛け捨てしたと同じことになります。

同じ保障額でありながら、定期保険の場合なら120,000円で済むのを、終身保険は三倍の360,000円も払うことになってしまいます。

解約の際のリスクが如何程か、ご理解いただけたと思います。

■まとめ

冒頭では「掛け捨て型」は損をして、「貯蓄型」の方がお得と思われていた方も、必ずしもそうではないとお分かりいただけたのではないでしょうか。

単純に保険料の高い安いや、保険料が返ってくるかこないか、では測ることは難しいことです。

タイプ別に以下にまとめると、

  • 「掛け捨て型」に合うタイプ
  • ・子供が巣立って行くまでの間、保障を受けたい人
  • ・出来るだけ保険料を安く抑えたい人
  • ・保険は保障のみで、貯蓄は自分でやりくりする人
  • 「貯蓄型」に合うタイプ
  • ・残されるであろう家族に資金を遺しておきたい人
  • ・浪費癖があり、自分ではなかなか貯蓄ができない人

結局はどの様な人生設計を考えているかによって、どの保険が適切かは変わってきます。

ご自身の環境や将来等を考慮し、自分に合った保険に加入することが、もっとも損をしない選択だと思います。

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