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収入保障保険は年々保障額が減っていくけど、お得な保険?

収入保障保険は年々保障額が減っていくけど、お得な保険?

保険を選ぶ際、定期保険か終身保険どっちを選択するか悩ましい問題です。

出来ることならば、色々と保障がある終身保険を選びたいところですが、やはり保険料が高いのがネックになります。

「子供が幼い内は万が一に備えたい、保険料も安くしたい!」という方は、定期保険を選ぶとよいと思います。

保険料を払っている間はきっちり保障してくれる上に、保険料はお安くなっています。

今回ご説明する「収入保障保険」とは、そんな定期保険の一つになります。

その最大の売りは、保険料がとてもお安くなっている点です。

この保険はちょっと変わった特徴があります。

どの様な特徴かと言うと、なんと受け取れる保険金の額が年々下がっていくと言うもの。

「え? それじゃ損するんじゃ…」と思われるかもしれませんが、一概にそうとは言えないのです。

「収入保障保険」とはどんな保険なのか、詳しく解説していきましょう。

■定期保険との二つの違い

違い

収入保障保険は、通常の定期の死亡保障保険と同じ様に、保険料を支払っている一時期の間・万が一の死亡・または高度障害に対して保障をしてくれる保険です。

ただ定期保険とは二つの違いがあります。

一つ目の違いは、通常の定期保険の場合は被保険者に万が一があった際、一括で保障された額が支払われますが、一方「収入保障保険」は、一年ごと、あるいは月々に分けて振り込まれます。

定期保険なら、例えば保障額が1,000万円なら、まとめていっぺんに1,000万円が支払われます。

ですが、収入保障保険の場合は、同じく保障が1,000万円とした場合、月に約8万円づつ支払われるようになります。

二つ目は、上記の様に月々保障が支払われますが、支払われるのは保障期間の間だけと言うもの。

これはちょっと分かりづらいですね。

どういう事か、順にご説明します。

例えば定期保険で、1,000万円の保障額の十年契約をしたとします。

契約後、五年後に事故で亡くなってしまった場合には、一度に1,000万支払われるという流れになりますよね。

これが一年後であっても、九年後であっても支払われる保険金は1,000万円で変わりません。

収入保障保険の場合はどうなるかと言いますと、同じく1,000万円の保障額で十年契約をしたとします。

契約して一年後に亡くなってしまった場合と、七年後に亡くなってしまった場合、それぞれ最終的に受け取れる額に差が出てきます。

一年後に亡くなった場合、残り契約期間中の九年で、900万円分の保険金が毎月支払われることになります。

七年後に亡くなった場合には、残りの契約期間三年の間に300万円支払われる、と言った感じになります。

一年後の場合は、残りの九年間に月々約8万が支払われていくのに対し、七年後の場合は残りの三年間だけ約8万円が支払われる、と言うことになります。

その結果、最終的に支払われる保険料に差が出てくる、と言うことです。

(数字は分かりやすいよう単純にしています。実際は、保険屋さんと相談し、必要な額に設定しましょう)

一度に支払われず月々の支払いであるため、契約期間が切れると支払いがストップするので、もらえる保障額にに違いがでる、と言うのがお分かりいただけたでしょうか?

この様な契約の期間によって、支払われる保障額が下がっていく保険をグラフにすると三角形を描くため、「三角の保険」と言われています。

■保障額が下がる訳

時期

保障額が年々下がるなら、万が一の際に家族を助けられないのでは、と思われるでしょうが、そんなことはありません。

と言うのも、必要な保障額は、時期によって変わってくるからです。

お子さんが幼い内は色々と費用がかさみますが、成長するにつれ、かかる費用は減っていきます。

小学生の頃と大学を卒業する頃では、将来に必要な金額は違いますよね。

「収入保障保険」はこの様な考えに基づき、トータルで支払われる保障額を減らすことで、月々の保険料を安く設定することができるのです。

最終的にもらえる額は下がっても、月々に必要な額を十分支払われますので、万が一に家族が金銭で困る様なことはありません。

■収入保障保険のメリットとデメリット

便利な保険ではありますが、メリットもあればデメリットもあります

この項目では、メリットとデメリットをそれぞれご紹介します。

  • ◆メリット
  • ・保険料が安い
    何と言っても保険料の安さが最大のメリットです。
    年々保障額が減っていくので、契約を更新しても保険料が上がることもありませんので、お安い値段で十分な保障を得ることができます。
  • ・設定期間が長い
    「定期保険」の更新は十年単位でするものが多く、更新の度に保険料が上がってしまいます。
    しかし「収入保障保険」はその性質上、契約期間が長く設定されています。
    もし短い期間で設定したとしても、更新の際に定期保険の様に保険料が上がっていくことはありませんので、安心です。
  • ・乗り換えがしやすい
    すでに「定期保険」に加入していても、途中で「収入保障保険」の方に切り替えることも可能です。
    その際に保険料を安くすることもできます。
    また、加入時と事情が変わり、「保障額を減らさずにおきたい」となった場合に、途中で定期保険に変換することもできます。(こちらのケースでは、保険料が上がってしまいますが)
  • ◆デメリット
  • ・保険金は掛け捨て
    仕組みが少し違っていても、基本は定期保険と同じですので、保険料は当然「掛け捨て」となります。
    万が一を保障するものですので、貯蓄型の保険の様に資産運用に活用することはできません。
  • ・一度にお金を受け取れない
    保障額は月々の分担払いとなりますので、一度に多くの額が必要になる場合には不向きです。
    名前の通り、収入を保障し月々の生活費の助けになるものですので、入学金などのまとまったお金が必要な場面には、自身で貯蓄しておく必要があります。
  • ・税金がかかる場合も
    元々保険金は、課税対象になることがあります。
    多くは相続税として課税されますが、収入保障保険は所得税としても課税対象となります。
    と言いましても、保障額などにもよりますが、2・3千円なので、それほど気にすることはないでしょう。

■似た名前の「所得補償保険」との違いは?

「収入保障保険」とよく似た名前の保険に「所得補償保険」というものがあります。

名前が似ているので、保険の内容も似たようなものかと言えば大分違いますので、こちらもご説明しておきます。

「収入保障保険」は、被保険者が亡くなった、あるいは高度障害の場合に適応される保険です。

「所得補償保険」の方は、病気や怪我が保障の対象となります。

病気、怪我で働けない場合に、年収から計算して60%くらいを補償してもらえます。

支払いは月々の支払いとなっており、その部分は「収入保険」と同じになっています。

「所得補償保険」は、就労が困難な状況の場合に、所得を「補償」、つまり補うための保険となっています。

■まとめ

少しややこしい保険ですが、保障額が年々下がっていくからと言って、損をする保険でないのはご理解いただけたでしょうか?

定期保険よりも安い保険料で、万が一の際には同じ保障を得られて、また期間も長いので更新によって保険料が上がることもありません。

保険料に関して考えれば、とても便利で合理的な保険と言えるでしょう。

一方で、保険料は掛け捨てですので、貯蓄は自分たちで別に用意しなければなりません。

一度にまとめて保険金を受け取れないことも踏まえ、資産運用にはまったく適してない保険です。

保険には、どうしても一長一短なところがあり、歯がゆいところもありますが、メリットとデメリットをよく考えてご自身のライフスタイルにある保険なのか、よく考えて加入しましょう。

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